寒くなると体調不良を感じやすいだけでなく、年末年始の忙しい時期は身体をゆっくり休められないものです。体調不良を感じやすい時期だからこそ、栄養素が豊富な旬の食材を日々の食事に積極的に取り入れましょう。
今回は、冬に旬を迎える食材やおすすめ料理などについてご紹介します。
冬が旬の食材の特徴
糖度が高く甘い
寒い時期に育つ野菜には、甘みがあります。厳しい寒さが原因で野菜の中にある水分が凍結して傷んでしまわないように、体内で糖分を作り上げています。
水分に含まれる糖度が高くなることで、野菜は凍りにくくなり、食べた時に甘いと感じるようになります。
身体を温めてくれる
冬に旬を迎える野菜は栄養価が高く、冷えた身体を温めてくれます。
ビタミンEとビタミンCに期待される血行促進作用と鉄分吸収促進作用により、血行が良くなって風邪や冷え性の予防に効果があると言われています。
冬が旬の野菜
ハクサイ
ハクサイは冬の寒さが厳しくなると、うまみや甘みが増す野菜です。
ハクサイに多く含まれるビタミンCは水に溶けやすいため、栄養を取りこぼさないためにも、鍋や味噌汁、シチューなどのスープまで飲むような料理に使うのがおすすめです。
大根
冬が旬の野菜のひとつ、大根は食べる場所によって味の違いがあります。葉に近い部分は辛みが少ないため、そのまま生で食べるサラダや炒め物に向いています。
中心部分は煮物に、そして辛み強い先端部分は、サラダとして食べるよりも大根おろしとして食べるのがおすすめです。
冬が旬の魚介
牡蠣
牡蠣は一年を通して収穫されていますが、牡蠣の一つである「真牡蠣」の旬は11月から3月にかけてです。
6月から10月の産卵期を終えると牡蠣体内の栄養素が落ちてしまうため、産卵にかけて養分をため込む冬が旬となるのです。
ブリ
ブリも牡蠣と同様に年間を通して捕れますが、天然ものに関しては12月から2月の冬の時期が旬とされています。
極寒の荒波にもまれたブリは「寒ぶり」と呼ばれており、引き締まった身と脂のりを感じられます。
冬のおすすめ料理はこちら!
寒い冬の定番といえば、温かい鍋料理です。
冬に旬を迎える野菜であるハクサイや大根、にんじんに加え、牡蠣やブリなどの魚介類も一緒に入れるとより美味しくなります。
すき焼きやしゃぶしゃぶ、キムチ鍋など、入れる具材やスープの味によって雰囲気が変わるので、色々な食べ方を楽しみましょう。
まとめ
冬の厳しい寒さを乗り越えるためにも、旬の食材を取り入れましょう。
旬の食材は栄養素やうまみが豊富なだけでなく、市場に多く出回るために価格が下がり、購入しやすいのも嬉しいポイントです。
旬の野菜や魚介をたっぷり入れた温かい料理を食べて、風邪予防や疲労回復に役立てましょう。